夏本番まであと少し。暑い夏の季節にはやっぱり美味しいお酒が飲みたくなります。
お酒がよく飲まれているイメージの強い沖縄。沖縄のお酒といえば代表格はオリオンビールと泡盛ですよね。
本土ではまだそこまで浸透していない泡盛ですが、焼酎や日本酒とどのうような違いがあるのでしょうか。
泡盛は焼酎の一種
まずは焼酎と日本酒の違いです。
種類 | なかま | 平均度数 | |
日本酒 | 醸造酒 | ビール・ワイン | 15~16度 |
焼酎 | 蒸留酒 | ウイスキー・ブランデー | 20~25度 |
醸造酒とは、米などの原料をアルコール発酵させたもの。日本酒の原料は米、ビールの原料は麦、ワインの原料はブドウです。
蒸留酒とは、醸造酒同様原料をアルコール発酵させ、さらに蒸留したもの。蒸留することでアルコール成分が濃縮され、醸造酒よりもアルコール度数が高くなります。
そして泡盛は酒税法上、蒸留酒である焼酎の一種とされています。
本土で流通している焼酎と泡盛の違いは?
焼酎といえば、お酒を飲まない方でも黒霧島とか富乃宝山などよく耳にしますよね。
そんな本土で流通している焼酎と泡盛の違いは何なのでしょうか。
仕込み方法 | 原料 | 麹 | 蒸留方法 | |
一般的な焼酎 | 2次仕込み | ジャポニカ米 | 白麹菌 | 減圧蒸留 |
泡盛 | 全麹仕込み | タイ米 | 黒麹菌 | 常圧蒸留 |
原料となるものも、作り方でも違いがありますね。
理由は様々ありますが、大きくは本土との気候の違いです。高温多湿の沖縄では、製造過程での菌の繁殖や腐敗を防ぐため、焼酎とは違った原料や製造方法をとっています。
泡盛の特徴
泡盛は600年以上前から作られており、日本最古の蒸留酒と言われています。
焼酎にはない特徴として、泡盛を長時間寝かせたお酒・古酒(クース)と呼ばれるものが存在します。古酒とは、泡盛を3年以上寝かせたものです。寝かせるほど味わいが深まり、まろやかな舌触りが楽しめます。
また、沖縄料理に欠かせないコーレーグスは、泡盛に島唐辛子を漬けた調味料です。ゴーヤチャンプルーなどに様々な沖縄料理にかけて召し上がります。
初めてでも飲みやすい泡盛
泡盛ってお酒の中でもとてもアルコール度数が強くて飲める自信がないという方もいるのではないでしょうか。
そんな泡盛初心者におすすめなのが「残波ホワイト」です。
沖縄の方がやってらっしゃる沖縄料理屋さんで「飲みやすい泡盛」をオーダーするといつもこちらがオススメされます。泡盛の中でもフルーティな味わいで比較的飲みやすいもののようです。
水割りで飲む方が多いかと思いますが、シークワーサージュース割などのカクテルとしてもいただいても沖縄の雰囲気が感じれます。
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まとめ
日本酒・焼酎・泡盛は、原料・製造工程においても全く異なります。
泡盛ひとつとっても、作られている島々によっても味わいや甘さが様々です。今年の夏は、泡盛それぞれの香りや味わいを楽しんでみませんか?