沖縄料理に使われる定番食材のひとつ、ゴーヤ。
緑のイボイボなビジュアルと、苦味があるのが特徴。正直、好き嫌いの分かれる食材ですね。
みなさんはゴーヤはお好きですか?
ゴーヤとニガウリの違いは?
ゴーヤは正式には蔓茘枝(ツルレイシ)という学名がついています。
キュウリやスイカと同じウリ科の植物です。
「ゴーヤ」の他にも「ニガウリ」とも呼ばれていますね。沖縄でこの野菜をゴーヤー・ゴーヤと呼んでいることが全国に広がりました。つまりゴーヤとニガウリは同じ野菜なんです。
ゴーヤに種類はある?
ゴーヤは熱帯アジアが原産地、中国から沖縄に伝わってきたといわれています。
日本国内では沖縄・九州で主に生産されています。沖縄での生産率は全体の40%を占めています。
そんなゴーヤにもいくつか種類があり、苦味の強いもの、比較的苦味の弱いものなど様々です。
沖縄で多く作られているのはあばしゴーヤです。
一般的にみられるゴーヤ。
本土で売られているゴーヤに比べてみずみずしく肉厚です。また苦味がマイルドです。
九州で多く作られているのは、長レイシです。
キュウリのように細長い見た目が特徴的です。
あばしゴーヤよりも苦味が強いです。
ゴーヤは栄養たっぷり
苦いイメージの強いゴーヤですが、実は栄養価が高い食材なんです。
特に女性の味方・ビタミンCがたっぷり含まれています。ゴーヤ1本でなんとレモン3個分のビタミンCが含まれているそうです。
一般的にビタミンCは熱に弱いので、サラダなど熱を通さない調理法が一番よいとされています。しかしゴーヤに含まれるビタミンCはチャンプルーなどの料理でも壊れにくいのだそうですよ。
紫外線の強い沖縄で多くゴーヤが多く食べられるのも納得です。
苦味が苦手・・・
ゴーヤを食べたいけど苦いのがちょっと苦手・・・なんて方もいると思います。
ゴーヤの苦味の正体はモモルデシンという成分です。
このモモルデシンを取り除けば美味しくゴーヤを食べられるんじゃ・・・?なんて思った人、ストップ!!
実はこのモモルデシンにもたくさんの栄養が含まれているのです。
主には胃腸の働きをサポートしてくれ食欲増進、体力回復をサポートしてくれます。
太陽の暑さにやられそうな沖縄の夏にぴったりな食材なんです。
それでも苦味が苦手な方は、下ごしらえをしっかりすれば美味しくゴーヤをいただくことができますよ。
1.わたを綺麗にとる 2.薄くスライスし塩もみする 3.茹でる 4.油で炒める
この方法で苦味はグッと抑えられます。
まとめ
今や本土の沖縄料理屋さんでもゴーヤを使った料理が多く出されていますし、スーパーでもゴーヤ手に入れやすくなっています。
苦〜いゴーヤですがとても栄養価の高い野菜なんです。夏の暑い時期こそゴーヤで元気をチャージしてみてはいかがでしょうか?